コペル電子の超低Ls(ストレーインダクタンス)動特性検査装置技術資料

コペル電子では、製品レベルの検査装置において、Ls=11.74nHという超低Lsを実現しています。

以下に、その実測値をご紹介します。

 

コペル電子のL負荷スイッチングタイム測定器の基本測定回路は下図の通りです。

IGBT L負荷スイッチング試験回路

IGBT L負荷スイッチング試験回路

この回路に於いて、実際にスイッチング試験を行ったときの波形は下図の通りです(実測結果)。

スイッチング波形(ターンオン波形)

スイッチング波形(ターンオン波形)

上のターンオン波形からLsを算出すると、

Ls [H]  =  (ΔVpn[V])/(di/dt[A/s])  =  11.74[nH]

となります。

・スイッチング波形からのストレーインダクタンスの計算には、様々な方法がありこれはその一例です。
・最終的なストレーインダクタンスは、サンプル形状や試験条件により異なります。
・詳細はお問い合わせください。